Research
研究
Sustainability Science
is an emerging field of research dealing with the interaction between natural and social systems, and with how those interaction affect the challenge of sustainability: meeting the needs of present and future generations while substantially reducing poverty and conserving the planet’s life support systems. While scientific understanding is expected, it is also expected to understand the dynamics among human society, thus it must be beyond the traditional, value neutral and objective science. It is also called a new mode of organization of scientific research. Whichever topic can be a research topic of sustainability science, but various research interest, knowledge, wisdom, academic skills from natural and social scientific studies and also humanities. Those who are eager to keep studying what "the limited earth" means and what is human happiness which can be sustained under such limits are welcome!
サステイナビリティ学
とは、人間社会システムと自然システムの間の動的相互関係性がどうあるべきかを解き明かすことを通して、地球の生命支援機能を維持して将来世代の可能性を維持しつつ、経済を発展させて現在世代の貧困を撲滅し人間開発をはかる(=持続可能な開発実現する)具体的道筋をつけようとするものです。サイエンスに基づく理解が必要な一方で、人間社会の動きまで考慮する必要があることから、価値中立性と客観性を旨とする伝統的サイエンスのあり方を超えた学問のあり方が求められています。どのようなトピックも対象となり得ますが、理系文系を横断した興味関心・教養・知恵・学問スキルが求められます。国際的・学際的環境の元で切磋琢磨しつつ、有限な地球とはどういうことか、そのなかで開発し持続させうる人の幸せとは何か、考え抜きたい方の参加をお待ちしています。
Current Research Topics
Roughly speaking, there three research groups, now.
現在の主な研究トピック
大きく以下の3つに分かれます
Sustainability of Civil Infrastructure, Building Sustainable Society through Resilience and Disaster Prevention
土木インフラの持続可能性、レジリエンス・防災と持続可能な社会の構築
- 廃水処理インフラを、少子高齢化や過疎化がすすむ日本の各地域において、どのように維持管理し、更新していくか?
- 東日本大震災のような、日本の近代科学・工学が未だかつて経験したことのなかったような災害に対して、どのようにレジリエントな社会をつくるか?ハードインフラだけでなく避難計画も含めて、どのような土地利用を考えていけばいいのか?
- 気候変動により想定される海面上昇や異常気象(の頻発)への適応策。地下水くみ上げや地震による地盤沈降との比較。そこから学べること、について。集団移転と現場での適応策について。
など
Conceptualization of Sustainability Science, Practical Study on Theory and Pedagogy of Sustainability Education in Higher Education Institutions
サステイナビリティ学の概念構築と、高等教育機関におけるサステイナビリティ教育の理念と方法論に関する実践的研究
- 異なる学問的背景や文化的背景、立場をもつ専門家同士が、互いの違いを認めた上で協働する能力を、どのように体験的に学ぶか
- 見方や見る視点・立場を変えれば同じ問題が全く異なって見えることを気づく能力、視点や立場を変えることが出来る能力、認識の柔軟性について。
- 少子高齢化問題や、自然災害の多発、など、日本が先取りする課題を取り上げ、サステイナビリティ学、サステイナビリティ教育に対して日本からどのような発信するべきか?
- 日本の環境・サステイナビリティ学の一つの源流でもある水俣病から何を学ぶか
- 移民問題や外国人労働者の人権の問題に関するケーススタディ
- 日本の引きこもり
など
Technology Assessment in the field of Environmental Engineering and Sanitary Engineering
環境工学・衛生工学分野における技術の評価
実験室設備がないため、現在は実験研究・分子生物学的研究はおこなっていません。環境工学・衛生工学を個別技術ではなく技術システムとしてとらえ、その将来あるべき方向性を評価する研究として、以下のような研究は続けています。
- 富栄養化の原因汚染物質である一方で、枯渇資源でもあるリンを廃水から回収し再資源化するプロセスの評価
- スマートシティに関連する技術の評価